【VERSANTのスコア目安】各英語試験との換算・レベル別解説

留学TIPS

 

「VERSANTを学ぶにあたっての目標値が知りたい。」
「他の英語試験とのスコア比較・難易度が気になる。」

 

このようなお悩みありませんか?

この記事では、VERSANTスコアの目安を受験者の平均点やTOEIC・IELTS・TOEFL・英検といった英語試験スコアとの換算データを交えて解説していきます。

 

この記事で得られること

・VERSANTについての基本知識
・日本人の平均点について
・各英語試験スコアとの換算目安
・スコアを伸ばすための効率的な勉強法

 

国内留学事業、海外留学エージェントを運営しており、今までに1000名以上の英語相談を受けた経験をもとに解説していきます。

この記事を読むことで、VERSANTスコアの目安を理解し、自分に合った目標で学習に取り組めること間違いなしです。

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VERSANTとは

VERSANTの基本情報

VERSANTとは、イギリスの教育会社Pearson社が開発した英語試験です。

日本国内での提供開始は2015年と比較的新しい英語試験ですが、実践的なスピーキング・リスニング能力を測るテストとして、海外赴任や留学など様々な場面で活用されることが増えています。

テストは、AI採点によるスピーキングテストです。

ネイティブの自然なスピードで流れる質問を聞き、回答するテストで、リスニング能力とスピーキング能力の両方を測定します。

試験はすべてオンラインで行われ、スマホやパソコンがあれば24時間365日好きなタイミングで受験が可能となっています。

受験料は5,500円、試験時間は約20分で、3分以内に結果がわかるため、受験の手軽さも特徴の一つです。

テスト内容

VERSANTでの評価項目は以下の4項目です。

・文章構文
・語彙
・流暢さ
・発音

 

それぞれ20〜80点で採点され、その4項目のおおよその平均が、Versantの総合スコアとなります。

問題数は63問で、内訳はパートA~Fの6項目です。

パートA 音読(8問) テスト用紙に記載されている文章を指示された順序で声を出して読むことで「発音」「流暢さ」を診断
パートB 復唱(16問) 音声で流れた文章を聞こえた通りに繰り返すことで「発音」「流暢さ」「文章構文」を診断
パートC 質問(24問) 質問で使用された単語を使って回答することで「語彙」を診断
パートD 文の構築(10問) 3つの単語リストを聞き、その中の単語を使って文章を正しく作り答えることで「流暢さ」「文章構文」を診断
パートE 話の要約(3問) 短い物語を聞き、30秒間で自分の意見を要約することで「発音」「語彙」「流暢さ」「文章構文」を診断
パートF 自由回答(2問) 簡単な質問に対して、自由に回答することで「発音」「語彙」「流暢さ」「文章構文」を診断

 

VERSANTスコアの目安

スコアごとの目安

スコアごとの目安は以下の通りです。

VERSANTスコア 英語スピーキングスキルの解説
79-80 ネイティブレベル ネイティブのような会話速度でも苦労なく相手の話を理解し、話すことができる
69-78 ネイティブレベル ほとんど苦労なく流暢に自分の考えを表現できる。 幅広いトピックスについて高い正確さでコミュニケーションでき、小さな間違いをおこすこともほとんどない
63-68 英語で困らない最上級者 ネイティブに匹敵する高い英語コミュニケーション力を持つ
58-62 ネイティブとも議論できる上級者 英語でリーダーシップを発揮してビジネスをするために必要なレベル
53-57 英語でビジネスができる中上級者 英語を使いビジネスをするためには最低限達成したいレベル。日々、 英語スピーキングの訓練をしなければ、 維持することは難しい
47-52 基礎英語力を身に着けた中級者 海外赴任などで必要とされる基礎的スピーキングカがある。 日本人平均より10点程度高いが、英語でビジネスをするにはスキルアップが必要
41-46 ビジネスで英語を使うにはあと一歩の初中級者 ビジネスで簡単な意思疎通はできるぐらいで、かなりのスキルアップが必要
36-40 日常会話でも初級レベル 日本人平均レベル。はっきりと、ゆっくり話されていれば、ある程度の理解ができる。
26-35 英語で意思疎通は難しい 非常にゆっくりとした速さで明瞭に発音されれば、理解できる。 暗記した文を短く途切れ途切れに使える
20-25 英語で意思疎通はほぼできない ゆっくり直接話されれば、 多少単語を理解できる

英語を使ってビジネスをしたいと考えているのであれば、53点以上を目標にしていく必要がありそうです。

日本人平均

VERSANTの日本における平均スコアは38点です。

これがどのくらいのレベルかといいますと、「はっきりと、ゆっくり話されていれば、ある程度の理解ができる。」というレベルで、「日常会話でも初級レベル」という評価となります。

このレベルでは、ビジネスで英語を生かしたり、留学先の大学の講義に参加するには不十分だと考えられますね。

海外赴任や留学を目指している人は53点以上を目標に取り組んでいきましょう。

 

VERSANTと各英語試験とのスコア比較

TOEICとのスコア比較

VERSANT公式サイトによると、TOEICスコアとの対応は以下の通りです。

VERSANTスコア TOEICスコア
79-80
69-78 945-
58-68 785-944
47-57 550-784
36-46 225-549
26-35 120-224
20-25 -120

こちらはVERSANTが発表したデータを元に作成した表なのですが、日本人だけでなく、他の国籍の方も含めたデータのため少し注意が必要です。

日本人はリーディングが得意、スピーキングが苦手という傾向があるため、TOEICのスコアは高く、VERSANTのスコアは低くなりがちです。

そのため、TOEIC550点以上の方はVERSANT36~46点、TOEIC785点以上の方は58~68点と考えるとよいでしょう。

IELTSとのスコア比較

IELTSとの対応は以下の通りです。

VERSANTスコア IELTSスコア
79-80 8.0-9.0
69-78 7.0-8.0
58-68 5.5-6.5
47-57 4.0-5.0
36-46
26-35
20-25

IELTSとの比較ではVERSANT46点以下に対応する点数が存在しないのですが、VERSANT46点は平均点よりかなり上のスコアで決して簡単に達成できるスコアではありません。

油断することなく、しっかりと準備をして受験しましょう。

TOEFLとのスコア換算

TOEFLとの対応は以下の通りです。

VERSANTスコア TOEFLスコア
79-80
69-78 95-120
58-68 72-94
47-57 42-71
36-46
26-35
20-25

TOEFLは4技能を測定する試験である一方、VERSANTはリスニング・スピーキング能力を測定する試験です。

TOEFLスコアの柱がリーディングやライティングの人は、VERSANTの試験で予想以上に低い点数が出る可能性があります。

自分の力を過信せず、他の試験のデータとも比較して目標を定めていきましょう。

英検とのスコア換算

TOEFLとの対応は以下の通りです。

VERSANTスコア 英検
79-80
69-78 1級
58-68 準1級
47-57 2級
36-46 準2級
26-35 3級
20-25

準2級でおおよそ平均点の38点をとることができるということになります。

現在、3級を持っている方も、リスニングやスピーキングが得意な方であればさらに上の得点をとることができるかもしれません。

また、英検の最上級である1級の方でも、79-80点をとるのはネイティブ並みの英語力が必要でかなり難易度が高いです。

日ごろから、ネイティブとの会話をする機会を持つなど、生の英語に触れる機会を増やす必要があります。

難易度の違いは?

多くの日本人は、VERSANTは他の英語試験より難しいと感じるでしょう。

これはリスニング、スピーキングが重視される試験であり、日本人は英語でのコミュニケーションの機会が少なく、苦手とする人が多いためです。

そのため、様々な英語試験とのスコア換算を見てきましたが、大事なのは、1度受験をしてみて自分のスキルがどれほどかを正確に測ってみることです。

VERSANTは、スマホやパソコンがあれば24時間365日好きなタイミングで受けられるため、まずは受験をしてみることをおすすめします。

 

VERSANTで高得点をとるための勉強法

リスニング力・スピーキング力が重要

VERSANTで高得点をとるカギはリスニング力スピーキング力を上げることです。

VERSANTの採点ポイント

・答え始めるまでの時間
・回答の長さ
・ためらい、休止、詰まり
・音声のピッチとトーン
・音声の強勢とイントネーション

 

VERSANTでは、英語の音声をリスニングして質問を理解する必要があります。

リスニング能力が不十分な場合、質問の意図が理解できず的外れな回答となってしまったり、答え始めるまでに時間がかかり減点となってしまいます。

そのため、ネイティブの英語のリスニングに自信のない方はまずリスニングの練習をする必要があるでしょう。

また、VERSANTでは質問に対していかにテンポよく回答ができるかという点が重要となっています。

答え始めるまでの時間に加え、回答中に詰まってしまったり、言い直したりすることも採点対象となっているため、自分の考えを瞬時に英文にする必要があります。

 

VERSANTスコアを効率的に上げる方法はこちらの記事で解説しています。

 

リスニング力・スピーキング力を伸ばすには

リスニング力を伸ばすのにおすすめの勉強法は、「シャドーイング」です。

シャドーイングとは、聞き取った英語の音声のすぐあとを追って同じように発音するという勉強法です。

英語独特の音やリズムに慣れることで、今まで理解できずに流れていた音声の単語一つ一つをとらえることができるようになります。

 

スピーキング力を伸ばすのにおすすめの勉強法は、「瞬間英作文」です。

瞬間英作文とは、簡単な日本語を瞬時に英語に訳すという勉強法です。

これを繰り返すことで、自分の言いたいことを英語にするのに必要な表現が反射的に思いつき、テンポよく回答ができるようになります。

瞬間英作文は勉強のための参考書やアプリが多くありますので自分に合ったもので練習してみてください。

 

また、実践的に英語話者と会話をすることで飛躍的にリスニング力、スピーキング力を鍛えることができます。

英語話者と実際に話す方法は、留学や、外国人が集まるBarを訪れたり、英会話スクールに行くという方法があります。

英会話スクールの場合、日本人のつまずきやすいポイントを理解して授業が進むため、効率的に英語力を高めることができますし、気軽に質問ができます。

リスニング力・スピーキング力を伸ばすなら、EC ヴィレッジがおすすめ

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まとめ

ここまでVERSANTスコアの目安について解説をしてきました。

VERSANTは、スピーキング能力の証明としてだけでなく、英語学習の成果を確認する機会としても最適なテストです。

是非この記事を参考にして自分に合った目標を決め、学習に取り組んでください。

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