【VERSANT対策】今すぐスコアを上げたい人が実践すべき対策を徹底解説
「海外赴任のためにVERSANTを受験することになった。」
「VERSANTで高得点をとって、キャリアアップにつなげたい。」
「VERSANTの独自の出題形式に戸惑っている。」
このようなお悩みはありませんか?
この記事では、VERSANTの出題形式といった基本情報から、今すぐ実践できるコツや対策を徹底解説していきます。
この記事で得られること
・VERSANTの基本情報
・各パートで求められる能力の違い
・高得点をとるための対策
国内留学事業、海外留学エージェントを運営しており、今までに1000名以上の英語相談を受けた経験をもとに解説していきます。
この記事を読むと、VERSANTで高得点をとるのに効果的な対策を理解し、自分に合った目標に向けて学習に取り組むことができるようになります。
VERSANTのスコアを短期かつ効率良くUPさせるには、VERSANT専門スクールの「The PAST」がおすすめです。
The PASTでは、高い英語力とコーチング力を兼ね備えた専属コンサルタントが、あなたをコンサルティング。
正しく効率的な英語学習により、短期間で成果を出すことができます。
目次
VERSANTとは
VERSANTの基本情報
VERSANTとは、イギリスの教育会社Pearson社が開発した英語試験です。
日本国内での提供開始は2015年と比較的新しい英語試験ですが、実践的なスピーキング・リスニング能力を測るテストとして、海外赴任や企業研修など様々な場面で活用されることが増えています。
テストは、AI採点によるスピーキングテストです。
ネイティブの自然なスピードで流れる質問を聞き、回答するテストで、リスニング能力とスピーキング能力の両方を測定します。
試験はすべてオンラインで行われ、スマホやパソコンがあれば24時間365日好きなタイミングで受験が可能となっています。
受験料は5,500円、試験時間は約20分で、3分以内に結果がわかるため、受験の手軽さも特徴の一つです。
VERSANTが海外赴任やキャリアアップに有効な理由
VERSANTは、海外赴任や社内のキャリアアップ、外資系企業への転職といった場面で非常に有効です。
これは、「英語を聞いて、英語で話す」という、実際のシーンに沿った英語力を測ることができるテストであるためです。
確かに、日本で英語が得意だとされているTOEIC800点以上を持つ人でも、実際のビジネス英会話となると全く話せないということはよくありますよね。
VERSANTは、実践的な英会話力を測るテストとして信頼されており、JTやヒルトンホテルといった200以上の企業・政府機関で採用されています。
また、自分の英会話力を客観的に把握し、課題や伸ばすべきスキルに気づくことができるため、英語学習の指標として生かすことができます。
そのため、VERSANTで高得点をとることは、海外赴任やキャリアアップに有効な手段であるといえます。
VERSANTのスコア換算についてはこちらの記事で解説しています。
【VERSANTのスコア目安】各英語試験との換算・レベル別解説
VERSANTの出題形式
VERSANTでの評価項目・採点比重は以下の通りです。
・文章構文(30%)
・語彙(20%)
・流暢さ(30%)
・発音(30%)
それぞれ20〜80点で採点され、その4項目のおおよその平均が、Versantの総合スコアとなります。
問題数は全63問で、内訳はパートA~Fの6項目です。
パートA | 音読(8問) | テスト用紙に記載されている文章を指示された順序で声を出して読むことで「発音」「流暢さ」を診断 |
パートB | 復唱(16問) | 音声で流れた文章を聞こえた通りに繰り返すことで「発音」「流暢さ」「文章構文」を診断 |
パートC | 質問(24問) | 質問で使用された単語を使って回答することで「語彙」を診断 |
パートD | 文の構築(10問) | 3つの単語リストを聞き、その中の単語を使って文章を正しく作り答えることで「流暢さ」「文章構文」を診断 |
パートE | 話の要約(3問) | 短い物語を聞き、30秒間で自分の意見を要約することで「発音」「語彙」「流暢さ」「文章構文」を診断 |
パートF | 自由回答(2問) | 簡単な質問に対して、自由に回答することで「発音」「語彙」「流暢さ」「文章構文」を診断 |
また、採点の際は以下のようなポイントについて分析されています。
・答え始めるまでの時間
・回答の長さ
・ためらい、休止、詰まり
・音声のピッチとトーン
・音声の強勢とイントネーション
完璧な回答を目指すあまり、答え始めるまでに時間がかかってしまったり、言葉に詰まってしまうよりも、実際の会話でのスピード感を意識して質問に答えていくことが大事です。
VERSANTの各パート別の対策
パートA対策
パートA「音読」では、画面に表示された8つの文章を、指示に従って1番目から順番に読み上げます。評価項目は「発音」「流暢さ」です。
指示音声:
Please read the sentences as you are instructed.
問題例:
Please read sentence 1.
回答例:
1.That house looks as if it’s going to fall down.
︙
パートAでは、詰まることなく、抑揚をつけて読むことが大切です。
単語1つ1つの発音の正確さを意識するあまり、各単語が同じ強さ、長さになってしまうと不自然な英語に聞こえてしまいます。
「リンキング」「リダクション」といった発音のルールや、ネイティブの英語のリズム感やイントネーションに慣れることで自然な英語に近づき、高得点を目指すことができます。
また、以下の注意点も頭に入れておきましょう。
・8つの文はすべて最初から表示されているので、次の文章にあらかじめ目を通しておく。
・1問目は練習問題で採点対象外なので、うまく読めなくても気にしない。
・一部の記事では受験前に文章が入手できるという情報があるが、2021年からは入手できなくなった。
・言葉に詰まってしまっても「えっと…」「Well…」といったフィラーを入れない。
パートB対策
パートB「複唱」では、音声で流れた短い文章を、聞こえた通りに繰り返します。問題数は16問で、評価項目は「文章構文」「発音」「流暢さ」です。
指示音声:
Please repeat each sentence that you hear.
For example, a voice says, “Leave town on the next train.”
and you say, “Leave town on the next train.”
問題例:
When it’s cold I don’t go out.
︙
回答例:
“When it’s cold I don’t go out.”
︙
パートBでは、聞き取った文章を同じ発音、リズムで読むことが大切です。
繰り返す際に別の単語や表現を使ってしまうと減点の対象となってしまうため、もし意味の分からない単語があっても聞こえた通りに発音しましょう。
聞き取った音声を繰り返すことに慣れていれば、英語自体の知識はなくとも高得点が目指せるため、英語力に自信がない人はここで大きな減点をされないように気を付けましょう。
また、以下の注意点も頭に入れておきましょう。
・問題説明の後、急に問題文の読み上げが始まるので聞き逃さないようにする。
・1問目は練習問題で採点対象外なので、気にしない。
・問題文の読み上げは一度のみ。
・後半になるにつれて文章が長くなる。
パートC対策
パートC「質問」では、簡単な疑問文に対して、単語レベルで回答します。問題数は24問で、評価項目は「語彙」です。
指示音声:
Please just give a simple answer to the questions.
For example, a voice says, “Would you get water from a bottle or a newspaper?”
and you say “A bottle.” or “From a bottle.”
問題例:
Which is more like Stone cement or rubber?
︙
回答例:
Cement.
︙
パートCでは、「語彙」が評価項目となっていますが、高得点をとるのに重要なのは、いかに質問文を聞き取れるかという点です。
基本的には、文章で読めば正解が分かる程度の問題なのですが、
「聞き取った質問文の意味を即座に理解できなかった」
「ネイティブ独特のリズムに慣れておらず聞き取れなかった」
といった原因で不正解となることが非常に多いです。
また、パートCの質問文の中で最も多い質問パターンが、文末で「A or B?」と尋ねる2択問題です。
2択問題の場合、質問が理解できなくても「A or B?」の部分を聞き取ることができればどちらかが正解なので勘で答えましょう。
また、以下の注意点も頭に入れておきましょう。
・答えが分からない場合は、無言になるのではなく”I don’t know.”と答える。
・1問目は練習問題で採点対象外なので、気にしない。
・質問文の読み上げは一度のみ。
・問題数が24問で最多のパートのため、集中力を切らしてはいけない。
パートD対策
パートD「文の構築」では、3つに分割された単語群を聞き取り、正しい順番に並び替えて答えます。問題数は10問で、評価項目は「文章構文」「流暢さ」です。
指示音声:
Please rearrange the word groups into a sentence.
For example, a voice says, “(was reading) (my mother)( her favorite magazine)”
and you say, “my mother was reading her favorite magazine.”
問題例:
(we didn’t) (the movie) (enjoy)
︙
回答例:
We didn’t enjoy the movie.
︙
パートDでは、流れてきた単語群の品詞に注目して、位置の予想を立てながら聞き取るのがコツです。
基本的には、中学レベルの文法を使った文法がほとんどなので、パートCと同様に正確に聞き取ることができれば、正答することは難しくありません。
ただし、単語群の位置を予想するのに気をとられて内容を忘れてしまわないように注意しましょう。
また、以下の点にも注意しましょう。
・稀に命令文の場合があるので、動詞だから2番目か3番目しかない、などと決めつけすぎない。
・1問目は練習問題で採点対象外なので、気にしない。
・後半になるにつれて文章が長くなる。
・VERSANTにおいて、前置詞から始まる単語群が先頭に来る可能性はかなり低い。
パートE対策
パートE「話の要約」では、30秒前後の短い物語を聞いて、その内容を30秒以内で要約して再現します。問題数は3問で、評価項目は「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」です。
指示音声:
You will hear three brief stories. Each story will be spoken once, followed by a beep.
When you hear the beep, you will have 30 seconds to retell a story in English.
Try to retell as much of the story as you can, including the situation, characters, actions, and ending.
you will hear another beep at the end of the 30 seconds.
問題例:
Three girls were walking along the edge of a stream when they saw a small bird with its feet buried in the mud. One of the girls approached it, but the small bird flew away. The girl ended up with her own feet covered with mud.
パートEの問題は「話の要約」ですが、実際のところ、元々30秒前後の物語であるため、要約をするつもりで臨むと時間がかなり余ってしまいます。
物語を丸暗記できるのであれば、ちょうど30秒ほどで話すことができるのですが、現実的ではありません。
そのため、実際には物語の「状況」「登場人物」「行動」「結末」といった、物語の核となる部分をイメージとして記憶し、なるべく元の音声で使用された表現を使って再現していくのがよいでしょう。
また、以下の点にも注意しましょう
・固有名詞など、言い換えが困難な単語は確実に記憶しておく。
・たいてい最初の一文で登場人物が揃うので注意して聞く。
・細部まで無理に再現しようとせず、物語の核の部分を確実に伝えることが大事。
パートF対策
パートF「自由回答」では、身近な質問に対して40秒以内で自由に回答します。問題数は2問で、このパートは自動採点の対象外となっています。
指示音声:
You will hear two questions about family life or personal choices.
Each question will be spoken twice followed by a beep.
When you hear the beep, you will have 40 seconds to answer the question.
You will hear another beep at the end of the 40 seconds.
問題例:
Would you like to live in a large city or a small-town? Please explain why.
︙
パートFでは、「主張(Point)」→「理由(Reason)」→「具体例(Example)」→「主張(Point)」という流れを意識して回答を行いましょう。
この文章の組み立て方はPREP法と呼ばれており、ネイティブはしばしばこの流れで自分の意見を主張しているため、話の要点をわかりやすく伝えることができます。
また、パートFにおいて、高度で洗練された理由などを説明する必要はありません。あくまでスピーキングテストなので、自信をもって使える単語や表現を用いて回答していきましょう。
また、以下の点にも注意しましょう。
・パートFは採点対象外なので、対策は後回しでもよい。
・回答に正解はないので、内容にこだわるのではなく、ナチュラルな英語を使うことを意識する。
短期間でVERSANTのスコアを上げる学習方法
ここまで、パート別に高得点をとるための対策を解説してきました。
しかし、英語の本質はコミュニケーションにあり、実際に英語でコミュニケーションをすることが総合的な英語力を鍛える一番の近道です。
ここでは、英語力を底上げするためにおすすめの英会話学習について紹介しています。
オンライン英会話
オンライン英会話は、パソコンやタブレット一つで気軽に始められる気軽さが最大の特徴です。
また、サービスによっては、国籍や講師歴などの条件から講師を選ぶことができるので、自分のレベルや目的に合わせて柔軟に学習することができます。
しかし、学習計画や目標設定をしたうえで、自分から相手に学びたいことを伝えていく必要があるので、何から手を付けたらよいのかわからない人や自分で決めたスケジュールを守るのが苦手な人は注意が必要です。
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国内留学
国内留学は、近年注目を集めている新しい英語学習スタイルで、日本国内にいながら英語漬けの生活を送ることができる点が特徴です。
「留学に行きたいけどコロナや治安が心配でためらっている」
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まとめ
ここまで、VERSANTの各パートごとの対策と効率的な勉強法を紹介してきました。
自分の目標スコアに到達できるように、VERSANTの問題の特徴をしっかりと理解して学習に取り組んでいきましょう。