CEFR(セファール)とは?英検・TOEICとの繋がりを紹介

留学TIPS

「最近耳にするCEFRって何?」
「TOEIC・英検とどう違うのかわからない」
「CEFRがどのように活用されているのか知りたい」

このような、悩み・疑問をお持ちではありませんか?

この記事で得られる事
・CEFRの歴史・開発背景
・TOEIC・英検とのレベル関係
・CEFRを導入している大学
・CEFRの活用している英語学習施設

本ブログの著者は、海外留学エージェントを運営していて、数多くの社会人留学、英語学習のサポートをし、CEFRを導入した国内留学施設を運営しております。

これらの経験を踏まえて今回のブログでは、CEFRについての知識、世間からどのように評価されているのか等をご紹介していきます。

 

CEFR(セファール)とは?

ビジネスマン 社会人 英語

CEFRの歴史

CEFRとは「Common European Framework of Reference」の略語で、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれています。

簡単に要約すると、全世界に通じる言語力を評価する指標です。

いくつもの国から成り立つヨーロッパでは、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語のように、多くの言語が混在しています。

そこで1990年代に、「各言語の語学力がどのくらいのレベルなのかを測定する共通の物差し」として、20年以上の時間をかけて研究し、欧州評議会によって開発されました。

2001年から公式に発表されており、世界中の語学学校でCEFRが生徒の語学力を測定する指標として採用され、言語能力の評価と教育に活用されています。

CEFRでは、外国語の習熟度を一番低いレベルから順にA1、A2、B1、B2、C1、C2という6つのレベルに分けて評価しています。

 

CEFRによるレベルチェック

上記で紹介した通り、CEFRにはレベルが6つあります。

それぞれの英語力の目安を一つずつ見ていきましょう。


※文部科学省より参照

A1の英語力の目安

  • 良く使われる日常表現と基本的な言い回しを理解し、用いることができる
  • 自己・他者の紹介や趣味や出身等個人的な情報について質問したり、答えたりすることができる
  • 相手がゆっくり・はっきり話してくれれば、簡単なやり取りをすることができる

A2の英語力の目安

  • 基本的な個人・家族の情報、身の回りの生活等に直接関係がある領域に関しての会話や文章が理解できる
  • 簡単で日常てきな範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることが出来る

大きな視点で考えるとA1,A2は英語初級者という位置づけになります。

B1の英語力の目安

  • 仕事、学校等で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる
  • 身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることが出来る

英語力中級者。

旅行先で英語を使いコミュニケーションをとったりすることが可能で、海外への語学留学を行く際にも困らない英語力と言えるでしょう。

B2の英語力の目安

  • 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる
  • 母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である
  • 幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる

英語力準上級者。

B2の英語力を有する人は、日常生活や仕事において、「英語を話し、使える人」という評価を得られるでしょう。

C1の英語力の目安

  • いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる
  • 言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる
  • 社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる
  • 複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる

英語力上級者。

海外の4年制大学へ留学経験がある人の大半は、この位置づけであると考えられております。

C2の英語力の目安

  • 聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる
  • いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる
  • 自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる

英語熟練者。

このレベルまで行けば、一般的に言われている、母国語と同等に外国語を習得している人を表す、「バイリンガル」という位置づけと言えるでしょう。

 

最初の関門であるCEFRのB2に対しての企業・世間からの評価

TOEICL&RのスコアをCEFRレベルに置き換えると…


※TOEIC公式HPより参照

日本では新卒時の就職活動や転職活動において、高いTOEICスコアを持っている人は市場価値が高いと評価されています。

本来ならばTOEIC S&Wの点数も加味しなければいけないのですが、日本でメジャーなTOEIC L&RのスコアでCEFRレベルのどの位置に当たるのか見ていきましょう。

TOEIC L&Rの関門の一つとして認知されています、TOEICスコア800点保持者の英語力はCFERに変換するとB2程の目安と評価されています。

TOEICスコア800保持者の世間からの認知は、「英語を活かして仕事ができるレベルと言えて、外資系企業の社員に必要とされるスコア」とされています。

ですが、CEFR B2に上がるには「スピーキング」と「ライティング」の2つの技能が必要になります。

残り2つの技能を磨き、B2レベルになると海外で仕事を行うことができたり、海外の大学の授業にもついていけるレベルと言われております。

「自分は英語を話し、使える」と自信を持って自覚できる為にも、英語学習者はこのレベルをひとまずのゴールとして目指してみるのがいかがでしょうか?

一部の大学の外部試験の評価基準として導入されている

急激なグローバル化の影響により、ビジネスシーンでも英語を必要とされることが多くなってきました。

そのような影響もあり、一部の有名大学でもセンター試験や総合型選抜(AO入試)の際に、外部試験の導入が始まってきています。

上智大学

外部試験やCEFRを「学部学科試験・共通テスト併用型」と「共通テスト利用型」の2つで利用されています。

①学部学科試験・共通テスト併用型

提出した外国語外部検定試験の結果を、CEFRごとに得点化し、大学入学共通テストの外国語の得点に上限付きで加算します。

②共通テスト利用型

外国語外部試験結果は提出は原則不要ですが、CEFR B2以上の試験結果を提出した場合、共通テストの外国語において、みなし得点として利用可能です。

合否判定は共通テストの外国語の得点とみなし得点(外部の検定試験のスコアや級)の両方を比べ、良い方を採用します。

関西学院大学

関西学院大学の総合選抜入学試験では出願資格として、大学が指定する英語検定試験のスコアについて

文系学部―CEFR B1レベル以上

理系学部―CEFR A2レベル以上

これらの能力を証明する英語検定試験のスコア表、もしくは合格証の提出を求めています。

 

CEFRを活用した授業を提供している国内留学施設 ECヴィレッジ

CEFRを活用したビジネス英語学習コース

ECヴィレッジのビジネス英語コースは、仕事で通用する英語力を身に着けるコースです。

ロンドンで有名な教育出版社「マクミラン・エデュケーション」のインカンパニーというテキストを使用し、日本でもビジネス英語の教材として使用されています。

教科書の内容は、世界基準で英語力を測定するCEFR(セファール)のレベル別に分かれているので、英語初心者の方から上級者まで幅広く対応しています。

これから就職や転職活動する社会人から、海外出張や海外転勤の機会が多いビジネスマンまでと幅広いニーズに対応しています。

またその他にも、当社ECヴィレッジでは、日本にいながら海外留学と同じようなカリキュラムで英語学習ができます。

当社のプログラムは運営人が実際に経験してきた、フィリピンで歴史と経験・実績のある唯一無二のカリキュラムを提供しています。

また、フィリピンスタイルのマンツーマンレッスンを採用しているため特に英語を話す力、スピーキング力(英会話力)の向上に重点を置いています。

さらに、一般英会話はもちろんのこと、TOEIC・IELTSなどの本格的な試験対策コースにも定評を頂いております。

ビジネスコースについて、詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

CEFRはまだ日本ではあまり浸透しておりませんが、日本を除くアジア諸国や欧米では広く知られています。

私たちの英語学習プログラムは、皆さん1人1人の英語力に合わせて効率的に学習して頂きたく、CEFRをカリキュラムに取り入れました。

是非私たちに、皆さんの英語学習のサポートをさせていただければと思います。

当社ECヴィレッジでは、大阪府泉佐野市(なんばから電車で一本40分)に校舎を構え、国内留学先として生徒さんを受け入れております。

当社ECヴィレッジにご興味をもたれた方はLINEにてお気軽にご相談ください。

\ お見積もりもすぐに作成します! /
LINEで相談する

関連記事一覧